一筆啓上のすすめ

春先にはさまざまな環境の変化を迎え、何かとお知らせの機会が多くなります。
最近では、「自社サイトでの告知」や「ご案内文をメールで一括送信」といった発信方法が珍しくありません。
もちろん、すばやく対応できるなどよい点はありますが、事務的な印象を受ける方もいらっしゃるでしょう。
この春はご挨拶状やご案内状を封書でお送りするというのはいかがでしょうか。
しっかりした厚みのカードに記されたご案内は存在感をもって相手に届きます。
お花の描かれた切手を貼ることで印象もやわらぎます。
「直接ご挨拶に伺うべきところ書面にてご挨拶申し上げます」といった文章は挨拶状の一般的なフレーズですが、現在の状況において先方への心づかいにつながります。
デジタル化の進んでいるこの時代に、あえてアナログなかたちでお知らせをお送りすることは「ひと手間をかけた」丁寧なしぐさとなるでしょう。
どちらさまも大切なお客様やお得意様へのご挨拶をととのえて、よき春を迎えられることをお祈りいたします。